美味しい椎茸作り (栽培編)
皆さんから、「シイタケはどうやって栽培するの」という質問を受けますので、簡単にお答えします。
ここでは、我が農園の栽培方法を基に説明いたします。 原木栽培はシイタケ菌を木に植え付けて栽培する方法です。 シイタケは普通、コナラやクヌギなどの広葉樹を長さ90cmに切ったもの原木(げんぼく)にドリルで穴を開けて種菌(たねきん)を植え付ける。菌を接種した原木をほだ木というが、これをハウス内に半年以上置き、菌をほだ木全体に増殖させる。菌が回ったところで晩秋頃から、ほだ木を一昼夜程度水に浸けてショックを与える。すると菌は危機感を感じ、子孫繁栄のためにシイタケを発生させるというわけです。 ○原木と種菌の準備○植菌作業 植菌作業は2月下旬から3月にかけておこなわれます。 原木に穴を開けます。 原木に穴を開けたところ(直径12mm、深さ3.5cm)。深穴にはしないよう
植菌機で穴に菌を入れます。この時入れすぎないようにし菌の頭が原木の表面と平らになるようにします。 穴の数は原木の太さによって決める
|
○ホダ木になるまでの管理 植菌後ハウス内で井桁にし仮伏にする。菌をほだ木全体に増殖させる。 適温・・・15〜25度。 (伸長温度 5〜30度。最適温度25度) 5度以下では生育が止まります(死ぬことはありません)。35度以上の高温が続くと生育が止まり、40度以上の高温が 一定時間以上続くと条件によってはシイタケ菌は死にます。 直射日光は厳禁です。原木の温度が上がり、乾きすぎて、しいたけ菌が死滅します。 |